退局面談の流れ

転職

退局するうえで避けては通れないイベント、それが面談です。

これが一番辛く、時間がかかるところです。

誰か代わりにやってくれないかな…

何度もこう考えました。

本当に誰か代わりにやってほしかったです。

でもこれを乗り越えないと退局はかないません。

ここでは、面談から退局までの流れを紹介します。

スケジュール観を知りたい方はぜひ読んでいってください。

面談のアポイント

法律上は原則2週間前に届け出をすれば退職できるのですが、医師の世界はそうはいきません。

2週間前となると、医局人事はとっくに決まっています。

そんな時期に突然抜けると、関連病院に派遣する医局員を新たに探さないといけなくなります。

教授や医局長の仕事を増やしてしまうことになりますし、よほどのっぴきならない事情でもない限り、退局は許されないでしょう。

関連病院にも迷惑をかけてしまうことになります。

医局人事が決まる前に動き出しましょう。

つまり、辞める1年~半年前くらいに最初の面談を行う必要があります。

面談の順番は医局によって異なりますが、

直属の上司→医局長→教授

のパターンが多いのではないかと思います。

アポイントはメールでも大丈夫です。

「急なお願いで申し訳ないのですが、お話したいことがあるので時間を作ってもらえませんでしょうか?お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。」

といった感じです。

勘の良い医局長であれば、これで勘づくでしょう。

2回目以降の面談

転職エージェントを利用している方は、面談終了後、結果をエージェントさんに報告しましょう。

面談は大体は1回で終わりません。あの手この手で引き止められます。

一難去ってまた一難。

次の相手は教授です。

教授一人だったり、医局長+教授の場合もあります。

まあ相手が何人でも話すことは変わらないので、あまり気にせずしっかり準備を進めましょう。

何回か面談をして、相手が同意したら晴れて退局です。

私の場合

私は直属の上司が医局長だったので、一度目から医局長との面談でした。

その後、「退局希望の場合は教授との面談も必要」と言われたので、2回目は医局長と教授の3人で面談をしました。

そこで引き留めに遭って退職が少し伸びましたが、最終的には医局長に

「やっぱりしんどいので辞めさせてください」

というようなニュアンスのメールを送ってようやく退局の同意を得ることが出来ました。

ていうかなんで辞めるのに許可が必要なのでしょうか…

余談ですが

私は気が弱いので、途中で転職の決意が揺らぐ瞬間が来るのではないかと予測していました。

例えば、

待遇を楽にしてあげるから残ってくれない?

とか言われると、

それなら辛い転職活動までしなくても残ってても良いかな…

って思ってしまうかもしれない。とも思っていました。

でもそれで言いくるめられて退局の意向を取り下げてしまうと、

こいつは言うことを聞くやつだな…

と相手になめられます。

また、相手に借りを作ることにもなるので今以上に辞めづらくなるかもしれません。

これについては対策を別記事で書きましたので、良ければ読んでみてください。

こんな風に決意が揺らぎそうになった時のために、「医局にいて辛かったことリスト」を作っていました。

  • 他の診療科より出勤は早いけどその分早く帰れるなんて嘘だった
  • 休みが少なくて家族との時間が減った
  • 当直明けは仕事を減らすと言われていたのに全くそんなことはなかった

などなど…

本当はもっとたくさん書いてあります!(笑)

面談が進まずくじけそうなときはこのリストを見返して、

「この組織はずっと変わらない」

「この辛さから解放されるには辞めるしかない」

と気持ちを再確認していました。

退局は長丁場になるので、辛い時に自分を励ますものを用意しておくと良いでしょう。

以上、参考になればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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