休職後に医局へ戻った医師が、引き止めの末に退局を選んだ理由

キャリアと働き方

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こんにちは、椿です。

私は大学医局を退局し今の職場に至りますが、すんなり医局を辞められたわけではありません。

休職し、それでも辞められず、復職後しばらくしてからやっと退局できました。

条件だけを見れば、むしろ配慮してもらっている立場だったと思います。

それでも最終的に退局を選んだのは、
仕事量や待遇の問題ではありませんでした。

この記事では、
退局を切り出してから実際に辞めるまでに何が起きていたのか
特に「引き止め」の中身と、そこで感じた違和感について書きます。


退局は1回の面談では終わらない|医局退局が想像以上に重かった理由

担当のエージェントさんからは、
「医局退局の話が1回の面談で終わることはかなり少ないですよ」
と事前に聞いていました。

だから、時間がかかること自体は理解していたつもりでした。

それでも実際に経験してみると、
その重さは、想像していたものとは別物でした。

面談のたびに、
「まだ辞めたいのか」「本当にそれが最善なのか」を
改めて説明し続けなければならない。

どこまで自分の意思を強く持ち続けることができるか、試されているように感じました。


最初の退局面談で言われたこと

最初に退局の意思を伝えたとき、
返ってきた言葉は、強い否定ではありませんでした。

  • まだ早すぎるのではないか
  • ここまで積み上げてきたものがもったいない
  • もう少し続けてから考えてもいいのではないか

どれも、一般的には理解できる内容だったと思います。

ただ、その場で私が伝えた「辞めたい理由」そのものが、
深く扱われた感覚はあまりありませんでした。

「辞めたい」という結論よりも、
「なぜ今なのか」「他の選択肢はないのか」という方向に話が進み、
辞めない方向に持って行きたいのかな…といった印象でした。

私の中ではもう辞めたいという気持ちは固まっているのに、
どこか噛み合わないやり取りが続きました。


医局から提示された配慮と、それでも消えなかった違和感

面談の中では、
働き方に対するいくつかの配慮案も提示されました。

  • 業務負担を減らす
  • 部署異動
  • 一時的に楽な形で続けられるようにすること

正直に言えば、ありがたい提案だったと思います。

ただ同時に、
その提案を受け入れた先の自分の姿が、どうしても想像できませんでした。

「続けられるかどうか」
「続けたいかどうか」は、別の問題だったからです。

配慮を受け入れれば、医局に借りを作ることになる。

でも辞めたい気持ちは変わらない。

配慮された状態でズルズルいるうちに、今以上に辞めづらくなってしまうのではないか?

という不安がありました。


2回目の退局面談でも希望が通らなかった理由

しばらくして、再度退局について話し合う機会がありました。

そのときも、
私の希望がそのまま通ることはありませんでした。

というのも、2回目の面談は年度の途中(5月くらい)だったので、

中途半端なタイミングで辞めるのは良くないから、
しばらく医局で経験を積んでから辞めるのが良いのではないかと説得されました。

内容そのものが理不尽だったとは思っていません。

ただ、結果として
「辞めたい」という意思が、
再び“検討事項”に戻されてしまいました。

この時点で、
自分の人生の選択を、自分で決められていない感覚が強くなっていきました。


当直なし・業務免除でもつらかった|特別扱いに居座る苦しさ

結果的に私は「医局からの配慮」で、

  • 当直なし
  • 早朝カンファなし
  • 残業ほぼなし
  • 土日休み
  • その他の雑務もほとんど免除

という状態で働くことになりました。

かなり配慮していただいたと思います。

それでも、その環境に「居続ける」ことが、次第につらくなっていきました。

周囲から何か言われたわけではありません。

でも、この働き方を続けていれば、
いずれ不公平に感じる人が出てくるだろう
ということは容易に想像できました。

「病んだ者勝ちじゃないか

と思われているかもしれない。

その状態は、私の心をすり減らしていきました。


条件が良くても退局を選んだ本当の理由

振り返ってみると、
業務量を減らしてもらっても辞めようという気持ちが揺らがなかったのは、

  • 自分の希望が2度通らなかったこと
  • 意に反する形で上司からの説得を受け入れざるを得なかったこと
  • 宙ぶらりんな立場に居続けることへの苦しさ

これらが積み重なっていったからだと思います。

とはいえ、この理由をそのままド直球で言うわけにもいきません。

最終的には、
「この環境にいると、休職していた頃のことを思い出してしまうので…」
と伝えて、ようやく退局が認められました。


まとめ

医局を辞めるという選択は、
決して軽いものではありませんでした。

ただ、条件が整っていても、
自分の意思を尊重してもらえない状態で働き続けることは、
私にとっては難しかったです。

もしこれから退局を考えている人がいるなら、
一度の面談で結論が出ることは少ない、そのプロセスは想像以上に重たいことがある、
ということだけは、先に知っておいてほしいと思います。

「でも、どう動けばいいのか分からない」
と感じているなら、

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私自身、医局の外にどんな働き方があるのかを知ったことで、
自分の判断軸を整理することができました。

選択肢を知ることは、自分を守る行動でもあると思います。

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※実際に、退局を切り出してから辞めるまでにどのくらいの期間がかかったのかについては、
こちらの記事で紹介しています。

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