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外来日は忙しいです!
予約の方だけでなく、予約なしの方も来られます(当たり前ですが)。
初診の方も来られます。
急なキャンセルもあれば、具合が悪くて予約していた日よりも早く来られることもある。
そのため、患者数は全く予測が出来ません。
「今日は余裕がありそうだな」と思っていても、気づけばお昼を過ぎていて、昼食をかきこみながら午後の診察に備える…。
そんな日々を過ごしている医師も多いのではないでしょうか?
この「仕事量を自分でコントロールできない感覚」は、外来特有のストレスです。
私自身も、予定を立ててもその通りに進まず、忙しさに押し流されるような日々に疲労やイライラを感じることがありました。
でも、ちょっとした工夫で自分を落ち着かせ、心の余裕を作ることができます。
今日は、私が実践して効果を感じられた「ちょっとした工夫」をご紹介します。
ちなみにこれから紹介する方法は、医師に限らずすべての人が実践できることなので、良かったら試してみてください。
コントロールできないからこそ、「自分で決める時間」を持つ
「一人でも多くの患者さんを診よう」「少しでも多く書類を書き終えないと」と思いがちですが、人の集中力は長くは続かないことが科学的に知られています。
意図的に休憩をはさんだ方が、パフォーマンスが上がるんです。
医師に限らず、
- 看護師
- 介護士
- 会社員
など、自分のペースで仕事を進めづらい職種はたくさんあります。
というより、殆どの方がそうなのではないでしょうか?
そんな人こそ、短くてもいいので自分のための時間を持つことが大切です。
私の場合:コーヒータイム
私の場合は、10時と15時になったら必ず仕事の手を止めて、コーヒーを飲むことにしています。
診察が押していても、カルテの入力が溜まっていても、1分でも良いから、「この時間だけは自分のために使う」と決めているのです。
もちろん、患者さんは時間を作って受診してくださっているので、待たせてはいけません。
だから休憩といっても、長くてほんの数分。
それでも、「この時間だけは誰にも奪われない、自分のペースで進められる時間」だと意識することで、不思議と気持ちが落ち着いてくるのを感じます。
“仕事に追われている”という感覚から、“自分が選んで動いている”という感覚へと、静かに切り替わる。
そのわずかな変化が、1日の疲労感を大きく左右し、イライラを軽減してくれます。
私自身、このコーヒータイムを取り入れるようになってから、患者さんが多い日でもイライラすることがびっくりするほど激減しました。
イライラしなくなることで、患者さんにも、一緒に仕事をするコメディカルの皆さんにも冷静に接することができるので、みんなにとってメリットがあるのではないかと思います。
小さな休みの作り方
オフィスワーカーなら: 1〜2時間ごとに立ち上がってお茶を入れる。
在宅勤務なら: タイマーを使って強制的に5分休む。
シフト勤務なら: 移動の合間に空を見上げる、深呼吸をするだけでもOK。
30分(仕事)→5分(休憩)→30分(仕事)というインターバルタイマーを設定するのも良いでしょう。
どんなに忙しくても意図的に休むことを繰り返すうちに、少しずつ「自分で選んでいる」という感覚が戻ってきます。
ストレスをなるべく減らして、心地よく過ごせる時間を増やせるように、皆さんもちょっとした休憩をぜひ取り入れてみてください。
余談ですが
休憩中に一息つく時。
私は家からホットコーヒーを持参しています。
同じように、飲み物を水筒に入れて持ち歩いている人は多いのではないでしょうか。
私が使っている水筒は、部品が少なくて洗いやすく、食洗機対応のタイプです。
忙しい朝でもすぐに用意できて、帰宅後の片づけも簡単。
「手間を減らす工夫」もまた、ストレスを溜めないための大切なポイントです。


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