転科の理由は?メリットデメリットについても解説!

転職と仕事

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私は転職のタイミングで転科をしました。

転科を決めるときはかなり悩みましたが、今では転科して良かったと思っています。

この記事では、転科を考える理由にはどういったものがあるのか、転科のメリットデメリットについてお話しようと思います。

そして、私が転科した理由についてもお話しします。

当時の私と同じ悩みを持っている方の参考になれば幸いです。

向いていないかも?と思い始めたから

残念ながら、自分が「好き」なものと「得意」なものが必ずしも同じだとは限りません。

好きだから、やっていて楽しいからその診療科を選んだけど、ある一点から上達しなくなった気がする。

どんどん他の医局員に抜かされていく。

もう少し頑張ってみたら花開くのか、それとも本当に向いていないのかは誰にも分からないから判断が難しいですよね。

ただ、そこで頑張ることが「辛い」と思い始めているのであれば、一度距離を置いてみた方が良いのかもしれません。

一生この分野でやっていけるのか不安になった

例えば外科のように手術がある診療科は、加齢に伴いどうしても視力が衰えて細かい動作が出来なくなってくるでしょう。

手術が終わるまで立ちっぱなしというのも体力を消耗します。

10年後、20年後もその診療科で第一線で働いている自分をイメージできるか?と考えたときに、転科を決める先生もいるようです。

新しい分野に興味がわいたから

学生の時には考えたこともなかった分野でも、仕事をしているうちに興味が湧いてくることもあります。

今の診療科で出来ることに限界を感じた、自分や家族が病気になったから、など新しい分野に興味を持つきっかけは様々です。

学生や研修医の時に迷っていた診療科だった

原点に帰ろう、というパターンですね。

一度は別の道に進んだけど、やっぱり元々迷っていた診療科の勉強もしたくなった。

それもすてきな動機だと思います。

忙しすぎるから、人間関係に疲れたから

この理由には注意が必要です。

転科以外の解決方法が無いのかを熟考してみた方が良いかもしれません。

忙しさや人間関係が理由なのであれば、環境さえ変えれば解決する可能性があります。

ちなみに、「今の診療科よりも簡単そうだから」という理由で転科を選ぶのはおすすめしません。
簡単な診療科なんてないです!

簡単な診療科はありませんが、転科しやすいかどうかの差は多少はあります。

一般的に精神科や訪問診療、自費診療系などが転科しやすいと言われていて、救急科や外科などはどうしても急患が来ますし夜間も休日も関係ないのでハードな働き方になることが予想されます。

覚悟が必要です。

私が転科した理由

私が転科した理由は、「もともと迷っていた診療科だったから」です。

一度は別の道に進みましたが、転職先を考えるうちに「原点に戻ろう」という考えに至りました。

前の診療科が恋しくなるんじゃないか?、と悩みましたが、今のところ前の診療科に戻りたいと思ったことはありません。

前職とは全く畑違いの分野に転科することになりましたが、それはそれで楽しく仕事できています。

メリットとデメリット

転科のメリットとデメリットについても軽く触れておきます。

メリット:前にやっていた分野の知識や経験値を持ったまま新しい分野に進むので、知識の幅が広がります。単純に色々勉強したい人は楽しいと思いますよ!

デメリット:キャリアがゼロからのスタートになるので、医師になってある程度の年数が経っていたとしても、若手の先生と同じスタートラインに立つことになります。プライドを持って仕事をしてきた先生は新しい環境に戸惑うかもしれません。

転科しない場合の注意点

今の診療科のまま別の病院に転職をする場合、医局の関連病院への転職は難しい可能性が高いです。

なぜなら、医局が「この人を雇うなら医局から二度と医師を派遣しないよ(それが嫌ならその人を採用するのを止めなさい)」となかば脅しのような対応を取ってくることがあるからです。

病院も、医局からの派遣がなくなるとものすごく困るので採用を断ったり、内定を取り消しにしたりすることもあります。

こういったトラブルを防ぐため、今所属している医局の関連病院ではないところで転職先を探すと無難かと思います。

病院を変えずに転科する場合も、気まずくなることがあるのであまり事例は少ないです。

おわりに

主な転科の理由、転科のメリットとデメリット、注意点についてお話ししました。

転科する場合は、転科を歓迎している病院指導体制が整っている病院を転職先として選ぶと良いでしょう。

どの道を選んだとしてもきっと壁にぶつかることはあるかと思いますが、自分の選択を自分で正解にしていけば良いのではないでしょうか。

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