夜中の帝王切開で「おめでとうございます」と言いながら思っていたこと

キャリアと働き方

こんにちは、椿です。

私は以前、大学医局に属していました。

その頃、夜中の帝王切開で「おめでとうございます」と言いながら、
うまく言葉にできない感情を抱えていたことがあります。

今日はその話を書いてみようと思います。


当直で起こされる時点で、正直もう憂鬱です。

そもそも当直の日って、定例の手術が長引くことが多くて、
当直室に入れる時間自体が遅くなりがちです。

だから何も起こらなかったとしても、
その時点で睡眠不足は確定しています。

そこに夜中の呼び出しが入ると、
「ああ、今日はもうちゃんと寝られないな」と分かります。


帝王切開は、緊急手術の中では手術時間は比較的短い方です。

でも実際には、手術そのものの時間だけでは終わりません。

準備と片付けを含めると、
思っている以上に時間がかかります。

そして当直明け。

だいたい決まって、顔に吹き出物がいくつかできます。

そんな小さなことも含めて、
「ああ、またか」と思いながら起き上がります。


呼ばれてすぐに手術が始まるわけではありません。

入室時刻が決まるまで、少しだけ時間の余裕があります。

その間に

  • 麻酔の準備をして
  • カルテで情報収集をして
  • 麻酔同意書を作成して

やることは意外と多いです。

頭のどこかでぼんやりと

「当直室に戻れるのは何時頃かな……」

なんて考えたりもします。


やがて患者さんが来ます。

どんなに眠くても、どんなに疲れていても、
それを表に出すわけにはいきません。

疲れた顔も、嫌そうな空気も、
もちろん少しも出さないようにします。

それが仕事だからです。


手術が進んで、
赤ちゃんの泣き声が響きます。

その瞬間、空気がふっと緩みます。

「ああ、よかった」という空気。


「おめでとうございます」

いつも通り、その言葉を口にします。


でもそのとき、
自分の中に小さな引っかかりがあることに気づいていました。


それが何なのか、
そのときはうまく言葉にできませんでした。

ただ一つ言えるのは、

単純な「おめでとう」では済まない何かが、
確かに自分の中にあったということです。


その感情は、

正直に書くと少し誤解されそうで、
無料で公開するには少しだけ生々しすぎる気もしています。

独身で、子どもがいない状態で必死に働いていた頃の、
かなり正直な心の動き
だからです。


ずっと見ないふりをしてきましたが、
あのとき私は何を感じていたのか。

その話は、noteにまとめました。

アップロードしたらリンクを載せますので、気長にお待ちください。

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